北東北包括福祉システム『翌檜(あすなろ)』

北東北包括福祉システム『翌檜』

今、私は社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取りたくて、大学に通っている。

けれども、その資格を取ったあと、具体的にどこで、どんな仕事をしたいのかということまでは、まだはっきり決めていない。

ただ、将来的には福祉分野の資格や知識をできるだけ横断して身につけたいと思っている。

介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士。
それに相談支援専門員、ケアマネジャー、保育士。

三福祉を中心に、子ども、高齢者、障碍者、精神保健、相談支援など、できるだけ一つの分野だけに偏らず、幅広く福祉を見られる人になりたい。

そして、いつか自分が体力勝負の仕事を続けることが難しくなったときには、両親の暮らす地元で、自分なりの福祉の仕事をつくることができたらいいな、と漠然と思っている。

だから資格を取ったあとは、介護福祉士としてだけ働き続けるのではなく、その時々で別の資格を軸にした仕事も経験してみたい。

そう考えるようになった大きなきっかけのひとつが、父だった。

父が障害者になり、さまざまな支援を必要とするようになった。

そのとき、地元では必要な社会福祉サービスや情報が十分に揃っているとは言い難く、家族である私自身が制度を調べ、相談先を探し、支援につなげるために動かなければならない場面が何度もあった。

私は介護福祉士ではあるけれど、当時、相談援助について専門的に学んでいたわけではない。

それでも家族として必要だったから、制度を調べ、人に聞き、連絡を取り、ときには「これ、ほとんど社会福祉士みたいなことをしているのでは?」と思いながら動いていた。

その経験から、

「もし最初から、福祉について横断的に分かる人が身近にいたらどうだっただろう」

と思うようになった。

高齢者だから高齢者福祉。
障碍者だから障害福祉。
子どもだから児童福祉。

制度上、分野を分ける必要があることは分かる。

でも実際に暮らしている人間は、そんなにきれいに分野ごとに分かれて生きているわけではない。

本人が高齢者で、家族に障碍者がいて、子育てをしている家族がいて、精神的な支援を必要とする人もいる。

一つの家族の中に、いくつもの福祉分野が同時に存在することだってある。

だから私は、できるだけいろいろな分野を知っておきたいと思っている。

そして最近、ういとはちょっと面白い遊びをしている。

「もし自分たちで福祉施設をつくるとしたら?」

という架空の設定をつくって、本気で企画を考える遊びだ。

どんなサービスが必要なのか。
どんな法律が関係するのか。
どんな法人形態が考えられるのか。
国や自治体にはどんな補助制度があるのか。
職員は何人必要なのか。
どうすれば経営として成り立つのか。

そんなことを一つずつ調べながら、実際に企画書まで作っている。

もちろん、今すぐ本当に建設する予定があるわけではない。

お金はないけれど、アイディアだけは無限にある。

今、ういと楽しんで考えているのは、ある意味では✨ディズニーランド✨規模の福祉施設である。

高齢者だけではない。

障碍者も、子どもも、その家族も。
そして、特に福祉サービスを必要としていない一般の人たちも。

いろいろな人が同じ場所を利用して、それぞれが安心して、安全に、そして楽しく過ごせる。

そんな複合的な場所を考えている。

高齢者が増えていく日本には、こういう場所があってもいいのではないかと思う。

福祉施設というと、どうしても「支援を必要とする人が通う場所」「特定の人だけが利用する場所」になりやすい。

でも、もっと普通に人が集まって、ご飯を食べたり、買い物をしたり、子どもが遊んだり、高齢者がお茶を飲んだり、障碍のある人が働いていたり。

そこに福祉が特別なものとして隔離されるのではなく、暮らしの中に最初から混ざっている。

そんな場所があったら面白い。

とはいえ、私にもこの国にも潤沢なお金があるわけではないので、現時点ではかなり夢物語に近い。

でも、夢物語だから考えなくていい、ということでもないと思っている。

今ある制度や仕組みだけを前提にしていたら、今あるものしか生まれない。

だったら一度、

「お金も土地もあると仮定したら、いったい何ができるだろう」

と好き勝手に考えてみる。

そこから現実に使えるものだけ拾っていったっていい。

そんな戯言めいた内容を、ひどく真面目に。
ときには笑いながら、ういと一緒に真剣に考えて遊んでいる。

将来、それが何かの糧になればいいと思いながら。

将来的には、福祉分野のコンサルティングや、地域福祉の企画のような仕事にも少し興味がある。

自分が巨大な施設を全部つくる人にならなくてもいい。

制度を調べたり、アイディアを組み合わせたり、その地域に合った仕組みを考えたり。

そういうところで、自分がこれまで経験してきたことや、これから学ぶことが何かに使えたら面白いと思っている。

今回、その架空の舞台には、私の生まれ故郷である北東北を設定した。

もちろん、現時点では本当にそこへ巨大施設を建設するという話ではない。

でも、実際の地域を舞台にしたほうが、人口や交通、医療、介護、障害福祉、子育て、雇用などを具体的に考えられる。

ただの空想で終わらせず、現実の制度や地域課題を調べながら組み立てていく。

福祉に関わっている人も、これから何かやってみたいと思っている人も、行政や地域づくりに関わる人も。

もしこの遊びの中に何か使えそうなものがあれば、ぜひ拾っていってほしい。

「そんなのできるわけないだろ」と笑いながら見てもらっても構わない。

私とういも、たぶん途中で何度も、

「いや、これ金いくらかかるんだよ😨」

「無理だろw」

と言いながら考えていると思う。

それでも、考えるのはタダである。

そして、ときどき夢物語の中から、現実に使えるアイディアが落ちてくることもある。

そんなわけで。

北東北包括福祉システム『翌檜(あすなろ)』計画、始動です!!!

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